オリンパス、グローバルに2000のポジション削減　今期120億円の費用計上

Ritsuko Shimizu

［東京　７日　ロイター］ - オリンパスは７日、階層の削減と管理範囲の拡大により、グローバルに約２０００のポジション削減を行うと発表した。組織構造と人員の最適化を進め、２０２７年３月期以降には２４０億円のコスト削減効果を見込んでいる。

この施策の実施で一時費用約３００億円が発生する見込み。２６年３月期には「その他費用」に１２０億円を織り込んでいる。

同社のグローバルでの従業員数は９月３０日現在で２万９０５６人。広報担当者は、ポジションの削減がそのまま人員の削減につながるわけではない、としている。

２７年３月期からの３年間は、売上高の成長加速と効率性の向上、利益率向上をバランスよく実現させるとしている。