- 2025/11/10 掲載
KKR、航空宇宙部品メーカーをPEに22億ドルで売却
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米投資会社KKRは10日、航空宇宙・防衛関連部品メーカー、ノバリア・グループ(テキサス州フォートワース)をプライベートエクイティ(PE)アークライン・インベストメント・マネジメントに22億ドルで売却することで合意したと、ロイターに明らかにした。
KKRのパートナー、ジョシュア・ワイゼンベック氏によると、同社は2020年初頭にノバリア・グループの経営権を取得。その後、ノバリア・グループはM&A(合併・買収)を進め10社余りを傘下に置いたという。
コロナ禍後の航空機生産の増加予測や、各国の安保予算増額など、航空宇宙・防衛分野の取引に好ましい状況になっていると説明し、ノバリアの売却はPE間のM&A再開を示すとした。アークラインはコメントを控えた。
ノバリア・グループのブライアン・パーキンス最高経営責任者(CEO)Oは、今回の取引は「KKRとの長年にわたるパートナーシップの成功とノバリアチームの献身」を表すと述べた。
多くのPEは、長期にわたる低金利環境下で買収した企業の売却で利益を上げにくい状況にある。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、PEやベンチャーキャピタル会社が出資企業の株式を公開したり、別の投資家に売却するなどエグジット取引は、第3・四半期は件数は第2・四半期から増加したものの、取引総額は大幅に減少した。
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