ＪＤＩ、純損失１１３億円＝生産終了で特別損、債務超過４１億円―９月中間

経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ（ＪＤＩ）が１３日発表した９月中間連結純損益は、１１３億６３００万円の赤字（前年同期は１６８億２１００万円の赤字）だった。子会社の売却益で赤字幅は縮小したが、茂原工場（千葉県茂原市）の生産終了に伴う関連費用などで、約５１億円の特別損失を計上したことが響いた。

売上高は前年同期比３５．５％減の６６４億円。本業のもうけを示す営業損益は１４４億３２００万円の赤字（同１５４億８１００万円の赤字）。２０２６年３月期の業績予想は非開示とした。

明間純代表執行役社長は決算説明会で、茂原工場の資産売却により、「２６年度の黒字化を確実に達成したい」と強調した。９月末時点で４１億円の債務超過に陥っており、この状態が続くと上場廃止の恐れがある管理銘柄に指定される。

【時事通信社】