- 2025/11/14 掲載
FRB責務へのリスク「おおむね均衡」、追加利下げ判断は尚早=SF連銀総裁
[13日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は13日、米連邦準備理事会(FRB)が9月と10月に利下げを実施したことを受け、FRBが担う2つの責務に対するリスクはおおむね均衡したものの、リスクはどちらかといえば労働市場の方にわずかに傾いているとの見方を示した。
デイリー総裁は「現時点で(リスク)は均衡している」と指摘。年初からこれまでに得られたデータでインフレが弱まっていることが示されているため、雇用を巡るリスクの方が物価を巡るリスクよりもやや高い可能性があるとの見方を示すと同時に、サービス価格のインフレに足元で幾分か加速しているとし、現時点ではリスクは均衡していると見なすことに差し支えはないと述べた。
FRBの政策金利は低下に向かっているとの認識を示しながらも、12月9─10日の次回会合で追加利下げが決定されるか現時点で判断するのは時期尚早と指摘。「開かれた姿勢で臨んでいるが、自分の考えについて最終的に決めていない」と語った。
デイリー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っていない。
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