- 2025/11/14 掲載
米アプライド、売上高見通しが予想上回る 規制強化で中国販売減少へ
一方、米政府の輸出規制強化で中国市場へのアクセスが制限されるため、来年の中国売上高は減少する見通しを示した。
同社の株価は引け後の時間外取引で4%超上昇した。
ブライス・ヒル最高財務責任者(CFO)は「顧客やパートナーとの話し合いに基づき、26年後半から高まる需要に対応できるよう、当社の事業およびサービス組織を準備している」と述べた。
第1・四半期の売上高見通しは68億5000万ドル(プラスマイナス5億ドル)。LSEGがまとめたアナリストの予想平均は67億6000万ドルだった。
ヒル氏は輸出規制の影響について「24年度には中国市場の約10%だったが、25年度は2倍以上に及ぶ」と述べた。ゲイリー・ディッカーソン最高経営責任者(CEO)は、規制により中国のメモリーチップや旧世代半導体製造市場に供給できなくなったが、新たに中国への出荷が大きく規制されるとは予想していないと指摘。ヒル氏は、顧客は来年後半からウエハー製造装置の支出を加速する可能性が高いと見通した。
一時項目を除いた1株利益見通しは2.18ドル(プラスマイナス0.2ドル)で、予想の2.13ドルを上回った。
一方、第4・四半期(8─10月)の粗利益率は48%と、予想の48.1%をやや下回った。
売上高は3.5%減の68億ドル。アナリスト予想は66億7000万ドルだった。
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