- 2025/11/14 掲載
小型船スルメイカ漁、2039トン超過=鈴木農水相「大変遺憾」
鈴木憲和農林水産相は14日の閣議後記者会見で、漁獲可能量の超過により停止命令が出された小型船でのスルメイカ漁について、13日時点で10月末までの漁獲量が7796トンに達したと明らかにした。今月10日に漁獲枠は再配分され、5757トンまで拡大していたが、2039トン分大幅に超過したことになる。
小型船漁を巡っては、11月から来年3月末まで漁を停止する命令が出ている。鈴木氏は大幅超過に対し、「大変遺憾だ」と述べた。超過分は、来年度の漁獲枠から差し引かれる仕組み。引き続き、漁獲枠を調整するための「留保枠」からの振り替えや、他の漁種からの融通を進める。
鈴木氏は、9月末までの漁獲量に関して報告の遅れもあったとして、「適正な運用に重大な影響を与えるものだ」と指摘した。追加で報告したのは、北海道と青森、山形、宮城、石川、和歌山、福岡、佐賀の計8道県。
【時事通信社】 〔写真説明〕閣議後記者会見で、小型船によるスルメイカ漁獲量が漁獲枠を大幅に超過したことを説明する鈴木憲和農林水産相=14日午前、国会内
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