エアバス、Ａ３５０の大型派生機を現在も検討＝民間機部門ＣＥＯ

Tim Hepher

[ドバイ １７日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス民間航空機部門のシェーラー最高経営責任者（ＣＥＯ）は１７日、ロイターの取材に対し、「Ａ３５０」シリーズの大型派生機の開発を現在も検討していると明らかにした。

エアバスはこれまでにも、米同業ボーイングが開発中の大型旅客機「７７７Ｘ」シリーズの７７７―９型に対抗するため、Ａ３５０シリーズの大型化を検討してきた。産業筋によると、ボーイングが７７７Ｘシリーズの「７７７―１０Ｘ」開発を模索していた時期に、エアバス側でも新型機「Ａ３５０―２０００」の開発が取り沙汰されていた。

シェーラー氏は、こうした大型化を再検討しているかとの質問に「その通りだ」と応じ、背景に多くの顧客からの要請があると説明した。