大手損保、純利益１５％増＝自然災害減や保険料引き上げで

損害保険大手３社は１９日、２０２５年９月中間連結決算を発表した。３社の純利益の合計は１兆５３８９億円と、前年同期比１５．７％増となった。国内で自然災害が少なく、保険金支払いが減ったほか、保険料の引き上げが寄与した。

純利益はＳＯＭＰＯホールディングスが前年同期の約２倍となる３６０４億円、ＭＳ＆ＡＤインシュアランスグループホールディングスが前年同期比７．１％増の４９１６億円だった。会計基準の異なるＳＯＭＰＯの純利益には、政策保有株式の売却益が含まれていない。

一方、東京海上ホールディングスは純利益が０．２％減の６８６８億円だった。円高が影響し、海外保険事業の収益が悪化した。

【時事通信社】