- 2025/11/21 掲載
クックFRB理事、資産価格急落リスクを指摘 連鎖悪化は想定せず
[20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事 は20日、株式のほか、社債や住宅などの価格が歴史的な高水準にあることで、将来的に大幅なバリュエーションの調整が起きる可能性があると述べた。ただ、調整が起きても金融システム全体が悪化する事態には至らないとの見方を示した。
クック氏はジョージタウン大学での講演で「現在、資産価格が大きく下落する可能性が高まっているとの印象を持っている」と指摘。ただ、「金融システム全体のリジリエンス(強靱性)を踏まえると、金融危機時に見られたような脆弱性は見当たらず、資産価格の下落で金融システムにリスクをもたらされるとは考えていない」と述べた。
クック氏は今回の講演で経済見通しやFRBの金融政策には触れなかった。
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