金融政策の具体的手法、日銀に委ねられるべき＝片山財務相

［東京　２１日　ロイター］ - 片山さつき財務相は２１日午前の衆院財務金融委員会で、１９日に都内で行われた城内実経済財政相との３者会合で日銀の植田和男総裁が経済・物価情勢に応じて金融緩和度合いを調整すると説明したと紹介し、「金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるべき」との認識を示した。神田潤一委員（自民）への答弁。

３者会合では政府・日銀の緊密な連携を再確認したとも述べた。

神田氏は高市早苗首相の自民党総裁就任以後ドル円で１０円と大幅な円安が進んだことへの受け止めについて質問。片山財務相は為替市場における過度な変動や無秩序な動きには、９月に発出した日米財務相共同声明の考え方を踏まえ「必要に応じて適切な対応を取っていく」と改めて述べた。