- 2025/11/25 掲載
BHP、アングロ・アメリカン買収を最終的に断念
[メルボルン/ロンドン 24日 ロイター] - 世界最大の上場鉱山会社であるオーストラリアのBHPは24日、ライバルのアングロ・アメリカン 買収について協議した結果、最終的に断念したと発表した。BHPは統合に「強い戦略的な価値」があると依然考えているが、自社の成長計画に自信を持っていると強調した。
事情に詳しい関係者によると、BHPは先週末の最新の提案で、主に株式と少額の現金を組み合わせた取引条件を提示したという。アングロが提案を拒否した後、両社は詳細を非公開とすることで合意した。
BHP株を保有しシドニーに拠点を構えるアルゴ・インベストメンツのポートフォリオマネージャー、アンディ・フォースター氏は「これはBHPにとって最後の一手だ」と語った。
今回の動きはエネルギー転換に不可欠な金属需要の高まりを背景に、鉱業界で大手企業が統合を進めるという広範な傾向を浮き彫りにした。特に銅は、供給が行き詰まって新たな鉱床の探査コストが上昇する状況に直面し、経営の規模と効率を求める生産者にとって主要な目標となっている。
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