オランダ銀ＡＢＮアムロ、28年までに5200人削減へ

[２５日 ロイター] - オランダの大手銀行ＡＢＮアムロは２５日、２０２８年までに５２００人のフルタイム雇用を削減する計画を発表した。

また、個人向け融資を手がけるアルファムを国内の同業であるラボバンクに売却する。今後３年間で法人向け銀行部門のリスク加重資産を１００億ユーロ（１１５億ドル）削減する方針も示した。

アルファム売却により約１億ユーロの損失が見込まれるものの、中核的自己資本（ＣＥＴ１）比率が５ベーシスポイント（ｂｐ）改善する見通しだ。

ＡＢＮアムロは、２０２８年までのロードマップの一環として、少なくとも１２％の自己資本利益率を達成し、２６─２８年に生み出された資本の最大１００％を株主に分配することを目指している。また、１００億ユーロ超の収益と１３．７５％を上回るＣＥＴ１比率の達成も目標に掲げている。