- 2025/11/26 掲載
周辺2町村が同意表明=泊原発3号機再稼働巡り
北海道の神恵内村と共和町は26日、北海道電力泊原発3号機(泊村)の再稼働に同意する意向をそれぞれ表明した。政府は両町村を含む周辺4町村と北海道に対して再稼働への理解を要請。泊村は既に同意の意向を示しており、道と岩内町の判断が焦点になる。
神恵内村の高橋昌幸村長は同日の議員協議会で、半導体メーカーのラピダス進出などで電力需要の増大が見込まれるほか、再稼働すれば電気料金が値下げされる見通しであることを挙げ、「道内全体に影響を及ぼす」と指摘。再稼働を求める村議会の意見書などを尊重し、「村として再稼働に同意する」と表明した。共和町の成田慎一町長も同意の意向を町議会で示した。
岩内町も近く町の判断を示すとみられる。鈴木直道知事は26日の定例記者会見で、同日開会した道議会定例会で再稼働の是非に関する「私の考えを示したい」と表明。その後、議会での協議や道民の声などを踏まえ、来月12日までの会期中に最終的な判断を下す見通しだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕北海道電力泊原発(北海道泊村)=2024年3月、北海道岩内町から撮影
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