空の旅、モバイルバッテリーに注意！＝繁忙期控え、消火訓練の様子公開―日航

日本航空は２日、リチウムイオン電池搭載モバイルバッテリーの取り扱いに注意を促すため、機内での発煙・発火を想定した消火訓練の様子を報道陣に公開した。収納棚からの発煙を確認した客室乗務員が煙の吸入を防ぐ装備を身に着け、消火器などで鎮圧。年末年始の繁忙期を控え、「安心安全な空の旅を守るために協力してほしい」（担当者）と呼び掛けた。

モバイルバッテリーをスーツケースなどの預け入れ荷物の中に入れることは禁止されており、機内に持ち込む場合でも手元保管が求められている。だが、預け入れ荷物から見つかる事例は後を絶たず、羽田空港発の国内便に限っても４～１０月に１３０６件あり、１日１０件以上発覚する日も。今年度には日航便の機内で発煙する事例も１件発生したという。

【時事通信社】 〔写真説明〕モバイルバッテリーの発煙・発火を想定した訓練のデモンストレーションで、防煙装備を身に着ける日本航空客室乗務員＝２日午後、東京都大田区 〔写真説明〕モバイルバッテリーの発煙・発火を想定した日本航空客室乗務員による訓練のデモンストレーション＝２日午後、東京都大田区