- 2026/02/03 掲載
米印貿易合意でインド市場急伸、株式・ルピーが大幅高
[ムンバイ 3日 ロイター] - 米国がインド製品に対する関税を50%から18%へ引き下げる貿易合意を受け、3日のインド金融市場は急伸した。投資家は株式、債券、通貨の重しとなっていた懸念が後退したとの見方を示した。
序盤の取引で、主要株価指数であるNSE指数は一時5%上昇し、1日の上げ幅としては5年ぶりの大きさとなる可能性がある。通貨ルピーは1%超上昇し1ドル=90.40ルピー。2022年11月以来の大幅高となる見込み。10年物国債利回りは5ベーシスポイント(bp)低下し6.72%となった。
米国が昨年8月下旬に関税を発動して以降、インド株とルピーは下落し、海外投資家の資金が大量に流出していた。今回の合意で海外投資家の投資姿勢の改善や、インド資産への資金流入の回復が期待されている。
JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、マルセラ・チョウ氏は、2国間の貿易協定合意は投資家の信頼を高め、海外投資や設備投資計画を押し上げ、ルピーを下支えすると述べた。
シティのエコノミストはメモで、投資家が警戒していたインドの「地政学的孤立」という主要なテールリスクは、欧州連合(EU)および米国との相次ぐ貿易合意で十分に対処されたと指摘した。
ジェフリーズのアナリストらは、インドの自動車部品、太陽光、化学などのセクターが米印貿易協定から最も恩恵を受けると予想している。
格付け会社ムーディーズはメモで「大半のインド製品に対する米国の関税引き下げは、インドの対米輸出の伸びを再び拡大させる」との見方を示した。
一方、インドがロシア産原油の輸入停止に同意したことについて、「インドはここ数カ月でロシアからの原油購入を減らしてきたが、全ての購入を直ちに停止する可能性は低い。インドの経済成長にとって破壊的となる恐れがある」と指摘した。
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