- 2026/01/27 掲載
なぜ人気?「スニーカーローファー」が完売続出…ニューバランスら語る“靴の新時代”
連載:ヒットの現在地
1981年生まれ。フリーランスライター・PRとして、「ビジネストレンド」「国内外のイノベーション」「海外文化」を追う。一般社団法人 日本デジタルライターズ協会会員。エンタメ業界で約10年の勤務後、自由なライフスタイルに憧れ、2016年にOLからフリーライターへ転身。その後、東南アジアへの短期移住や約2年間の北欧移住(デンマーク・フィンランド)を経験。現地でもイノベーション、文化、教育を取材・執筆する。2022年3月~は東京拠点。関連サイトはこちら。
オンラインは数分で完売、ニューバランス「1906L」誕生秘話
スニーカーローファー(またはローファースニーカー、スノーファー)の流行の始まりは、2024年1月のパリ・ファッションウィークだった。そこで発表されたJUNYA WATANABE MAN(ジュンヤ ワタナベ マン)とニューバランスのコラボスタイル「1906L」が、メディアやSNSで大きく取り上げられたのだ。同年9月にニューバランスからシルバーの1906L(1万9,800円)が発売されると、オンラインでは数分で完売。その後、素材や色を変えながら20種類ほどのモデルを展開しているが、いずれも人気が高く、中心的なサイズは即売り切れるような状態が続いているという。
「1906Lは、当社のイギリスのデザインチームによって、2022年頃に構想が開始されました。当時トレンドになっていた『ローファー』を軸に据え、フォーマルウェアとスポーツウェアのギャップを埋めるようなニューバランスらしい製品を作ろうと考えたのが、1906L誕生のきっかけです」(ニューバランスジャパン マーケティング部 PR&Digitalマネージャー 小澤真琴氏)
ニューバランスらしさを強調する狙いで、1906Lはアッパー(ローファー部分)に同社のハイパフォーマンスランニングシューズ「1906」のデザインを踏襲。かかとやサイド部分に足を固定するためのパーツを採用してローファーながらフィット感を高め、よりスポーティーな印象に仕上げた。
デザインによって雰囲気が異なるのも特徴で、エナメルやスエード生地の黒や茶色はローファーテイストが強く、シルバーやブルーのデザインはスポーツシューズの印象が濃い。
「ターゲットに据えたのは、伝統への敬意を持ちながら現代的なスタイルを楽しむ消費者で、サイズはユニセックス展開です。ビジネスシーンも含め、フォーマルなファッションに取り入れやすいためか、30~40代の男性に特に人気があり、大きなサイズから完売していく傾向があります」(小澤氏)
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