- 2026/02/04 掲載
米農家の苦境に懸念高まる、共和党議員や元当局者らが危機感
[シカゴ 3日 ロイター] - 米上院農林委員会のブーズマン委員長(共和党)は3日、農家が多額の損失を被っていると懸念を示した。また、20人以上の元業界リーダーらは「米農業の広範な崩壊」のリスクについて警鐘を鳴らした。
ブーズマン氏はワシントンで3日開催された州農業当局者の会議で、作物を栽培する農家が「多額の損失を出している」と述べた。
元農務省当局者と業界関係者らは議員に宛てた書簡で、トランプ政権の政策が農家に損害を与えていると指摘した。
エコノミストによると、過去3年にわたり種子や肥料など資材コストが上昇する一方、豊富な穀物供給を背景に農家の利益は抑制されてきた。さらに、トランプ大統領の貿易紛争で農産物輸出は混乱し、移民取り締まりによって人件費が上昇したほか、人手不足で作物を収穫できない事態も一部で生じた。多くの農家は4年連続で赤字に陥る可能性に備えつつあるという。
トランプ政権は昨年、120億ドルの農家支援策を発表した。支援は今月にも農家に届く見通しだが、農業経済学者や銀行関係者によれば、農家の損失のごく一部しかカバーしないという。
農務省はロイターへの声明で、トランプ大統領は農家を支援し、農業経営の継続を可能にするためあらゆる手段を講じていると述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR