- 2026/02/06 掲載
米ソフトウエア株の売り続く、AI懸念で時価総額1週間で1兆ドル消失
[5日 ロイター] - 米国株式市場でソフトウエア・データサービス企業の株価が7営業日続落した。急速に進歩する人工知能(AI)ツールが業界を揺るがす可能性への懸念が続いている。
7日続落したS&P総合500種ソフトウエア・サービス指数は4.6%安。1月28日以降、時価総額が1兆ドル吹き飛んだ。個別銘柄ではサービスナウが7.6%安となったほか、セールスフォースとマイクロソフトが5%近く下落した。
カナダ拠点のトムソン・ロイターは第4・四半期決算が市場予想とおおむね一致し、増配を発表したものの、一時の上昇分を消し、5.6%下落した。
同社株は、アンソロピックが発表した生成AI「クロード」の追加機能が法務事業に打撃を与える可能性への懸念から今週に入り、過去最大の下落率を記録していた。
ゴールドマン・サックスの米国株式チーフストラテジスト、ベン・スナイダー氏は「AIの最終的な影響に関する不確実性から、短期的な業績は事業の耐性を示す重要な指標となるが、多くの場合、長期的な下振れリスクを否定するには不十分だ」と指摘した。
こうした不透明感も、押し目買いを遠ざけている。
ただ、アルパイン・マクロのチーフ株式ストラテジスト、ニック・ジョルジ氏は「押し目買いは起きていないが、転換点に差し掛かっている」と指摘する。
S&P500種ソフトウエア・サービス指数は5日に200日移動平均線を約21%下回り、この重要なテクニカル水準からの乖離が2022年6月以降で最大となっている。
ジョルジ氏は「今まさに数十年に一度の暴落が起きている…一般的に、これは実際かなり良いエントリー・ポイント(買い場)になる傾向がある」と語った。
ソフトウエア株の売りが広がる中、テクノロジー株から消費財・エネルギー・工業株といったバリュー株への資金シフトが加速している。これらのセクターは22年10月に始まった強気相場で出遅れていた。
サンジャック・アルファのアンドリュー・ウェルズ最高投資責任者(CIO)氏は「テクノロジー全般からリスクを減らす動きが見られており、その傾向は年初から続いている」と語った。
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