• 2026/02/06 掲載

ヘッジファンド、AI株投げ売りで昨年4月来最悪の損失=ゴールドマン

ロイター

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[ロンドン 5日 ロイター] - ロイターが入手した5日付のゴールドマン・サックスの顧客向けメモ書きによると、株式を取引するヘッジファンド大手は4日、ハイテク株主導の売り浴びせが発生し、取引が集中していた銘柄群の価値が失われたため、過去約1年間で最悪の1日となった。

投資家は人工知能(AI)が雇用を破壊するとの懸念でハイテク企業から資金を引き揚げ、ウォルマートのようなディフェンシブ銘柄に資金を移動させている。

今回の売り浴びせは米新興企業アンソロピックの「クロード」大規模言語モデルを用いた新たな法務向けAIツールの登場で誘発され、衝撃が世界中に波及した。

ハイテク、通信、メディア企業に投資戦略の焦点を当てるヘッジファンドのマネージャーたちの運用成績は4日に最大2.78%下落した。

投資家が手数料を差し引いた後で年間2桁の収益を得るために、ヘッジファンドは1月当たり平均で1%から2%のプラス収益を上げなければならない。わずか1日でこれほどの損失を出せば1月当たりの収益に深刻な影響を及ぼす可能性がある。

株式を取引する投資戦略を採用する他の多くのヘッジファンドもまた利益を失った。システマチック株式トレーダーは0.76%、ファンダメンタルに基づき銘柄を選択するトレーダーは0.84%の損失が生じた。

1カ所で多様な金融商品を取引するマルチストラテジーヘッジファンドは株式ポートフォリオの価値が1.9%下落した。トランプ米大統領の大規模な関税発表で市場が揺れた昨年4月9日以来で最悪の1日だった。

これらのファンドはモメンタムセルオフの渦に巻き込まれたという。モメンタムセルオフは株価がどれくらい天井や底に近づいているかにかかわらず、株価の上昇や下落の流れに追随する投資手法だ。ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドは特定の銘柄に集中していた買い持ち高を手じまおうとする際に利益を失ったとされる。

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