- 2026/04/15 掲載
米銀大手、プライベートクレジットを監視 エクスポージャー懸念せず
[14日 ロイター] - 米銀行大手の幹部らはプライベートクレジット(ノンバンク融資)のポートフォリオについてストレステストや監視を実施していると明らかにした上で、自行のエクスポージャーに問題はないとの認識を示した。
こうした発言は、米銀大手6行のうち3行が四半期決算でプライベートクレジットまたは関連融資への計約1080億ドルのエクスポージャーを開示したことを受けたものだ。プライベートクレジットは、人工知能(AI)リスクやファンドからの資金流出、信用収縮への懸念がオルタナティブ資産運用会社の株価を直撃する中、注目を集めている。
シティグループのゴンサロ・ルケッティ最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、「われわれは独自のテストをクリアしており、現状に満足している。リスク資本の枠組みに基づく継続的なモニタリングが重要な役割を果たすだろう」と述べた。
同氏は、同行がプライベートクレジット分野を含め、さまざまなマクロ経済環境を想定してポートフォリオのストレステストを継続的に実施していると語った。
シティのプライベートクレジットへのエクスポージャーは220億ドル。
JPモルガン・チェースのジェレミー・バーナムCFOは記者団との電話会見で、「この分野を非常に注視している」と述べ、ポートフォリオの分散、引き受け基準、顧客選定により同行は十分に保護されているという見解を示した。
ただ「大規模な信用サイクルでデフォルト率が大幅に上昇すれば、システム全体で一定の損失が生じることは当然だ」とも述べた。
同行は第1・四半期にプライベートクレジットへのエクスポージャーが500億ドルだったと発表した。
ウェルズ・ファーゴのマイク・サントマッシモCFOも、自行のプライベートクレジットポートフォリオにおけるリスクについて懸念していないと述べた。
同行は企業向けデットファイナンス(主にプライベートクレジット)が融資残高の362億ドルを占めており、業種別ではビジネスサービスが19%、ソフトウエアが17%、ヘルスケアが15%で上位を占めると開示した。
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