- 2020/08/14 掲載
中国粗鋼生産、7月は過去最高の9336万トン 需要旺盛
前年同月比では9.1%増加した。
統計局のデータを基にしたロイターの算出によると、7月の1日当たり平均生産量は301万トン。6月は305万トンだった。
7月は豪雨の影響で、建設に使用される鉄鋼製品の需要が圧迫されたものの、自動車や電化製品向け平鋼の需要が鉄鋼消費を支えた。
コンサルタント会社マイスチールのデータによると、主要製鉄所のホットコイルとクールコイルの生産は7月に28%近く増加。建設に使用される鉄筋の生産は18%増加した。
Jinrui Capitalのアナリストは「モンスーンの季節が終わって建設用の鉄筋の需要は7月下旬以降安定しており、今後数カ月にさらに回復する見込みだ」と述べた。
マイスチールによると、中国の製鉄所247カ所の稼働率は14日時点で、4週連続で上昇したという。
統計局によると、1─7月の粗鋼生産は前年同期比2.8%増の5億9317万トンだった。
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