- 2020/11/27 掲載
初の独禁特例法申請へ=岡山のバス事業者2社
岡山市内の乗り合いバス運営会社2社は27日、同日施行されたばかりの独占禁止法特例法に基づき、競合路線の共同経営申請に向けた協議を国土交通省に申し入れた。実際に申請すれば、全国初になるとみられる。
共同経営を目指すのは、地元の両備グループ傘下にある岡山電気軌道(岡山市)と両備ホールディングス(同)。国道沿いの路線約3.5キロの区間で運行ダイヤを調整し、停留所も統一する。共同経営の対象期間は2021年4月から26年3月末まで。
27日に岡山市内で記者会見した両備グループの小嶋光信代表は「今まではグループ会社でも独禁法に縛られて競合していた。法改正による具体例を示すことで、特例を進めていく起爆剤になれば」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する両備グループの小嶋光信代表(中央)=27日午後、岡山市
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