- 2020/12/09 掲載
海外IT人材、採用強化=DXの専門部署創設―新浪サントリー社長
サントリーホールディングスの新浪剛史社長は9日、オンラインで時事通信のインタビューに応じ、高い能力や実務経験を持つIT人材の採用を「米国など世界規模で強化する」と語った。2021年初頭に、デジタル技術で既存制度を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)の専門部署を創設することも明らかにした。
高度IT人材は、傘下の米蒸留酒大手ビームサントリーなどグループの拠点を通じ、まず年内に3人を採用する。処遇は個別交渉で決め、年収の上限は設けない。「米国やインド、イスラエルなどはIT人材が豊富だ」として、日本にこだわらず採用を進める方針だ。
DX専門部署は、部門横断で消費者の購買動向などのビッグデータを分析。「これまでDX全体を手掛ける組織はなかった。データを活用し、需要予測や個々の消費者に合わせた商品開発を進める」という。さらに、IT関係の実務経験を持つ人材の中途採用も拡大する。在籍中の社員向けにも21年初めに新たなデジタル研修制度を整備し、業務スキルの底上げを図る。
【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインでのインタビューに答えるサントリーホールディングスの新浪剛史社長=9日
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