- 2020/12/10 掲載
米航空旅客数、7月以来の低水準 デルタ航空「数カ月変わらず」
[ワシントン/シカゴ 9日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、8日に米国内の空港を利用した乗客数は50万1513人と、7月4日以来の低水準になった。
こうした中、デルタ航空のバスティアン最高経営責任者(CEO)は年末の休暇シーズンの旅客数について、通常の3分の1程度にとどまった過去数週間と同水準になるだろうとCNBCで発言。「今後数カ月に変化があるとは考えていない」と述べた。
一方、春の旅行シーズンについては「大規模な繰延需要」があり、その時期には何千万人もがワクチン接種を受けている可能性もあると期待を示した。
米運輸保安局(TSA)によると、8日に空港を利用した旅客数は前年比約74%減少した。
こうした中、政府の新たな景気対策に、航空業界向けの対策として170億ドル規模の追加給与支援が盛り込まれる可能性がある。ロイターが入手した法案資料によると、3月末までの給与支援や労働者の保護、自社株買いや配当の禁止、役員報酬の制限などが柱となっている。
米航空会社の業界団体、エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)によると、航空各社は毎日、手元資金が1億8000万ドル減少しているほか、乗客数も65─70%急減。キャンセル数は上昇している。
*内容を追加しました。
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