• 2020/12/10 掲載

コロナ禍、経営多角化にかじ=発電など新規事業「3~5年で柱」―HIS沢田氏

時事通信社

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旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄会長兼社長は時事通信のインタビューに応じ、「新規事業を3年から5年で柱に育成する」と攻めの姿勢を打ち出した。新型コロナウイルス感染拡大から本業が苦境に立たされる一方、コロナ収束後の反転を目指して経営の多角化にかじを切る。

新規ビジネスをめぐっては、社内で募った5000~6000に上るアイデアから9~10事業を立ち上げる意向。従来手掛けてきた発電・電力供給に加えて、今年開業したそば店「満天ノ秀そば」や旅館・ホテルの再生事業に着手した。沢田氏は「柱を3から5本、成長して利益が上がるものに育てたい」と意欲を示した。

コロナ禍を受けた各国の出入国規制に伴い、海外旅行需要は激減。収益の柱が大きな打撃を受け、沢田氏は「想定より厳しく、(客足や収益への)影響は来年半ばまで続くだろう」との見通しを示した。同社の2020年10月期連結純損益予想は318億円の赤字(前期は122億円の黒字)に転落する。国内全店舗の3分の1に当たる90店程度の閉鎖を進めるほか、21年度に続き22年度の新卒採用も抑制する。

ただ、沢田氏は接客対応や一時帰休に応じている社員の削減に現時点で踏み切る考えはないと強調した。欧米で先行しているワクチン開発に期待を寄せた上で、「コロナ禍の影響が大きい分、戻り始めると(旅行需要は)急激に戻る。明けない夜はない」と指摘。コロナ後を見据えた新規事業に取り組みつつ難局を乗り切る構えだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるエイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄会長兼社長=3日、東京都港区

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