- 2020/12/10 掲載
韓国LGとSKのEV電池訴訟、米ITCが再び判断延期
米テスラやゼネラル・モーターズ(GM)にEV用電池を供給するLG化学は昨年訴えを起こし、SKによる企業秘密の窃盗を理由に、同社が米国内で電池を生産したり、電池生産に不可欠な部品を輸入するのを禁止するよう求めた。SKは不正を否定。ITCは10日に判断を示すとみられていた。
ITCがSKに不利な決定を下せば、同社のEV用電池と部品の輸入禁止につながり、供給先の独フォルクスワーゲン(VW)と米フォード・モーターに影響が及ぶ可能性がある。SKが2022年の稼働に向け、米ジョージア州で建設中の電池工場にも影響する。同工場は、近くのテネシー州にあるVWのEV生産ラインに電池を供給する予定。
ITCは2月にLG化学に有利な仮決定を出した。同社はその後、電池事業を分離して子会社「LGエナジーソリューション」を新設した。
ITCは決定を遅らせた理由を明らかにしていない。
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