- 2020/12/16 掲載
11月の輸出、4.2%減=対米、3カ月ぶりマイナス
財務省が16日発表した11月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比4.2%減の6兆1136億円だった。中国向けはプラスを維持したが、米国向けが3カ月ぶりにマイナスに転じた。輸入額も減少しており、新型コロナウイルス感染拡大による貿易停滞が続いている。
輸出全体では、オーストラリアへの軽油やカザフスタンへの鉄鋼の減少が目立った。米国向けは1兆1813億円と2.5%減少。航空機部品や医薬品などが落ち込んだ。
一方、中国向けは3.8%増の1兆3595億円となり、5カ月連続のプラス。非鉄金属や自動車などが伸びた。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3668億円の黒字となった。
【時事通信社】
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