- 2021/01/08 掲載
「第三」、ビールを逆転=コロナで家飲み台頭―20年販売
2020年のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)販売実績が8日出そろい、割安な「第三のビール」がビールの販売量を通年で初めて上回った。新型コロナウイルスの影響で家飲み需要が拡大、節約志向も強まった。大手4社のシェア推計では、キリンビールがアサヒビールを上回り、11年ぶりに首位に返り咲いた。
各社によると、ビール類に占める第三のビールの割合は46%(19年は40%)、ビールは41%(同48%)。ビールは出荷量の5割が業務用とされ、飲食店の営業時間短縮や一時休業のあおりを受けた。4社合計のビール類販売量は前年比9%減と16年連続でマイナスとなった。
各社の販売実績を基にした推計では、キリンの市場シェアが37%、アサヒが35%となり、首位が入れ替わった。キリンは「本麒麟」をはじめ第三のビールが好調で、業務用に強いアサヒは苦戦した。
【時事通信社】
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