- 2021/01/14 掲載
加クシュタール、仏カルフールに買収案提示 仏財務相は反対表明
買収提示額は1株当たり20ユーロで、大半が現金。この額で計算したカルフールの価値は162億ユーロ(約197億2000万ドル)となる。
ルメール財務相は仏テレビのインタビューで「買収には賛成しない。問題はフランスの食の主権だ」と述べた。また、カルフールが大手の雇用主であることから、雇用も主な検討事項だとしたほか、外国企業による買収は好まないとも語った。
食料確保における自立性を重視するフランス政府は最近、戦略的セクターのリストに食品小売りを追加した。これにより政府は買収案件の審査や阻止が可能になる。
カルフールは、最大市場のフランスで10万5000人を雇用しており、同国民間部門で最大の雇用主。世界全体では32万人以上を雇用している。
PR
PR
PR