- 2021/01/28 掲載
ベア2000円要求=電機連合が決定―21年春闘
日立製作所や東芝など電機メーカーの労働組合で構成する電機連合は28日、中央委員会を開き、2021年春闘の方針を決めた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)について、「月額2000円以上」を要求する。
20年春闘に比べて1000円低い。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業業績が悪化していることなどを考慮した。上部団体の金属労協は「月額3000円以上」を基準としており、異なる要求水準を掲げる異例の展開となった。
電機業界では、主要企業の労組が要求額と回答額、交渉日程をそろえる「統一交渉」が慣例となっている。20年春闘は、企業間で業績格差が開いたことを受け、回答額のばらつきを容認した。
各労組は来月18日までに要求書を提出し、経営側は3月17日に一斉回答する。
【時事通信社】
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