- 2021/01/29 掲載
ルネサス、半導体自社生産を強化=不足の自動車向け
半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、自動車向け半導体の自社生産体制を強化したことが29日、分かった。半導体受託製造の世界最大手、TSMC(台湾積体電路製造)に生産委託する製品の一部を国内生産に切り替えた。世界的な半導体不足で、委託先の生産が追い付かなくなり供給が滞る恐れがあるためだ。
那珂工場(茨城県ひたちなか市)の生産余力を活用し、昨年秋から主に自動車の電子部品を制御するマイコンの生産を増やしたとみられる。同社は「供給の継続を最優先に考えた」(広報)と説明している。ルネサスは半導体生産の約3割をTSMCなど外部メーカーに委託している。
【時事通信社】
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