- 2021/02/06 掲載
米コロナ危機、非白人系住民を阻害 対処なければ長期化=財務長官
イエレン長官はハリス副大統領とともに主催したブラック・チェンバーズ・オブ・コマースのメンバーとのオンライン会合で、「パンデミック(世界的大流行)の初期にアフリカ系米国人が経営する中小企業がまず影響を受けた。最初に職を失ったのはアフリカ系住民だった」とし、「経済再開後の再雇用はアフリカ系住民が最後になることが初期のデータで示されている」と述べた。
その上で、パンデミックで人種格差が助長されないようにするため、バイデン政権が提示している総額1兆9000億ドルの景気刺激策が必要になっていると語った。
ハリス副大統領は、アフリカ系住民が経営する中小企業は大手金融機関とのつながりがないことなどが要因となり、政府の中小企業向け融資制度を利用できていないと指摘。イエレン氏は2008年の金融危機後、アフリカ系住民の失業率が高かったことに言及し、「経済危機というものは、非白人系住民に大きく、長期的な影響を及ぼす」と述べた。
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