- 2021/02/10 掲載
博報堂DY子会社で金券不正=元社員流用、損失27億円
広告大手の博報堂DYホールディングス(HD)は10日、子会社の元社員による不正行為が発覚し、約27億円の損失が発生したと発表した。「博報堂プロダクツ」(東京)の40代の元社員は、2016年から4年間にわたり会社名義で金券や商品券を発注し換金する手口を繰り返し、現金の一部を私的に流用していた。
元社員は今年1月29日付で懲戒解雇。博報堂DYHDは警察と相談の上、法的措置を検討している。金券・商品券は、イベント参加者らへの謝礼名目を装って発注され、購入元への未払い代金は昨年末時点で約43億円に上る。博報堂DYHDは元社員が金券ショップなどで換金し持っていた現金を除く27億1000万円の支払いを決め、10日発表の20年4~12月期連結決算に特別損失として計上した。
【時事通信社】
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