- 2021/02/19 掲載
日経平均は3日続いて下落、米株安を嫌気 利益確定売り
楽天証券のチーフ・ストラテジスト、窪田真之氏は「米長期金利上昇に伴う株安が警戒されているが、大きく崩れると見るのはまだ早い。景気回復に伴う金利上昇は株高と両立するほか、金利・株価は一定のサイクルを何度も繰り返す。加えて、2018年と比較するとまだまだ低い。今は金融相場から業績相場へ転換するための値固めの局面」との見方を示した。
TOPIXは3日続落し0.67%安。東証1部の売買代金は2兆4668億1500万円。東証33業種中、鉱業、空運業、陸運業などの30業種が値下がり。海運業、パルプ・紙、精密機器の3業種は値上がりした。
18日の東京株式市場では、前場のTOPIXが前営業日比0.54%安となったものの、日銀は通常のETF(上場投資信託)の購入を見送った。これまでマーケット参加者の間では、前場のTOPIXが0.5%以上のマイナスになると日銀がETFを購入するとの観測が広がっていたが、「日経平均が約30年ぶりの高値で推移している中、(ETFの買い入れについて)日銀も柔軟に対応するということではないか」(みずほ証券のマーケットストラテジスト、倉持靖彦氏)との声が出ていた。
個別では、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体関連株が堅調。2銘柄で日経平均を約45円押し上げる要因となった。ファーストリテイリングは朝方連日の上場来高値更新となったものの、その後利益確定売りに押され2.42%安。そのほか、ファナックも反落し4.15%となった。
東証1部の騰落数は、値上がり590銘柄に対し、値下がりが1521銘柄、変わらずが83銘柄だった。
日経平均
終値 30017.92 -218.17
寄り付き 29970.59
安値/高値 29,847.33─30,169.59
TOPIX
終値 1928.95 -12.96
寄り付き 1927.45
安値/高値 1,921.88─1,934.98
東証出来高(万株) 122374
東証売買代金(億円) 24668.15
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