- 2021/03/03 掲載
寒波被害の米テキサス半導体工場、生産再開に数週間必要=業界団体幹部
寒波では少なくとも21人が死亡し、数百万人が電力を受けられない状況に置かれ、先月にサムスン、NXPセミコンダクターズ、インフィニオン・テクノロジーズは州内の工場閉鎖を命じられた。
ラトソン氏によると、半導体各社は操業に必要な電力・水・ガスは得られているものの、設備の再開や工場の清掃に時間が必要。また、再開プロセスは緩慢で「非常に費用がかかる」という。
サムスンは2日、「設備の検査と再設定を進めており、通常の水準に達するのにさらに時間がかかる可能性がある」と説明した。
ラトソン氏は、工場の一時停止により、5カ月後に自動車メーカーに影響が及ぶと指摘。これは半導体を生産するのに必要な期間だという。
ただ、VLSIリサーチのリスト・プハッカ社長は「影響はほとんどすぐに出る。半導体在庫は低水準であり、顧客はできるだけ早期に必要とするためだ」と述べた。
サムスンは電気自動車(EV)大手テスラなどに半導体を供給している。NXPとインフィニオンも自動車向け半導体サプライヤーだ。
テスラのマスクCEOは、カリフォルニア州フリーモント工場が先週に2日間生産を停止したことを明らかにしたものの、詳細については説明しなかった。
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