- 2021/03/11 掲載
防災情報、紙袋で共有=記事印刷し配布―福島、神戸、熊本3紙・東日本大震災10年
東日本大震災の発生から10年の節目を迎えた11日、福島民報社は、防災に関する記事を印刷した紙袋「おみやげ防災」をJR福島駅前で配布した。被災地が持つ防災情報や経験を、お土産と一緒に持ち帰って共有してもらう。大きな地震災害を経験した地方新聞3紙が連携した取り組みで、神戸新聞社も1月17日に実施。熊本日日新聞社は4月14日に行う。
おみやげ防災は、3紙がそれぞれ地元を長年取材して蓄積した被災者の体験談や避難方法に関する過去の記事を、「防災版」として再編集し印刷した。福島民報は「水害対策方法」をテーマにした記事を印刷した紙袋1500部を配布。記事は同社の公式サイトでも公開された。
神戸新聞は、阪神・淡路大震災が発生した1月17日にJR三ノ宮駅(神戸市)や神戸空港などで紙袋を配布。在宅時の避難方法などを紹介した。熊本日日新聞は熊本地震が起きた4月14日に配り、避難所での生活方法などを伝える予定だ。
【時事通信社】
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