• 2021/04/30 掲載

英住宅価格、4月は前月比+2.1% 04年以降で最大=ネーションワイド

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[ロンドン 30日 ロイター] - 英住宅金融会社ネーションワイドが発表した4月の英住宅価格は前月比2.1%上昇と、2004年以降で最大の上昇を記録した。

スナク財務相が住宅売買の優遇税制を予想外に延長したことが背景。

4月の英住宅価格は、前年同月比では7.1%上昇。6年ぶりの高水準だった昨年12月の7.3%上昇に迫った。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で在宅勤務が増え、広い家に住み替える需要が拡大している。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は「3月は印紙税の優遇税制が終了するとの予想で、住宅価格の上昇率が鈍化したが、4月は予算に印紙税の優遇税制延長が盛り込まれたことで上昇率が再び加速した」と述べた。

優遇税制は3月末で失効する予定だったが、イングランドと北アイルランドでは、すべての不動産の購入額の最初の50万ポンド(69万7050ドル)について、土地印紙税が6月末まで引き続き免除される。その後9月末までは非課税枠が25万ポンドとなる。

スナク財務相は、新型コロナの流行で住宅販売が激減したことを受けて、昨年7月にこの優遇税制を導入した。

英国では、制限措置の緩和後に住宅需要が急増。在宅勤務が導入されたことを受けて、都市部から郊外の広い家に住み替える人が増えた。

ネーションワイドは、住宅価格には今後数カ月、さらに上昇余地があると指摘。供給がかなり固定されていることに加え、今後も住み替えを希望する人が相次ぐ見通しという。新型コロナの流行で都市部の狭い家の需要は減少した。

ただ、ガードナー氏は、失業が予想通りに増加すれば、恐らく年内に住宅売買が急速に鈍化する可能性があるとも指摘した。

コンサルティング会社EY・ITEMクラブのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は、住宅価格の前年比の上昇率が年末に向けて鈍化すると予想。四半期ベースでは下落する可能性があると述べた。

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