• 2021/05/07 掲載

独鉱工業受注、内需好調で+3.0% 部品不足一部緩和の可能性

ロイター

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[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日に発表した3月の鉱工業受注指数は、季節調整済みベースで前月比3.0%上昇した。消費財への国内需要が好調で、伸び率はロイターがまとめた市場予想(1.7%)を大幅に上回った。

2月は1.4%上昇に上方修正された。1月は0.8%上昇した。

3月は国内受注が前月比4.9%増。海外受注は同1.6%増だった。3月の国内受注は、大規模契約の件数が異例に多く、こうした大口案件の影響を除外すると1.6%増となる。

消費財の受注は8.5%増で、全体をけん引した。

中間財は2.8%増、資本財は2.5%増だった。

バンクハウス・ランペのアレクサンダー・クルーガー氏は「ドイツの工業品は受注が途絶えることはなかったが、今回は大型受注も大きく寄与した」と指摘。「受注の処理よりも受注ペースのほうが速いことが、引き続きジレンマだ」とし、自動車メーカーはサプライチェーンの問題で減産していると指摘した。

分野別では、機械工学、データ処理装置、電子・光学製品の受注が特に多かった。

同庁によると、鉱工業部門の販売は実質ベース(営業日数調整後)で前月比2%増加しており、半導体など部品不足が一部緩和した可能性がある。

VPバンクのトーマス・ギッツェル氏は、受注の増加傾向が続いており、これが今後の景気回復の盤石な基盤になると指摘。「当面は原材料不足で生産が遅れるだろうが、十分な量の原材料が再び確保できるようになれば、強力な巻き返しが期待できる」と述べた。

ドイツ政府は先週、今年の経済成長率予想を3%から3.5%に引き上げた。

ただ、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のチーフエコノミスト、イェンス・ウルリヒ氏は先月30日、ロイターに対し、国内産業における半導体供給の問題は第2・四半期に悪化し、今年の独経済の回復に影響すると語った。

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