- 2021/05/07 掲載
40年超原発、高浜1号機から=営業運転なき再稼働調整―関電
関西電力は7日、運転開始から40年を超える高浜原発1、2号機(福井県高浜町)と美浜原発3号機(同県美浜町)のうち、高浜1号機から再稼働の調整を進めると発表した。ただ、テロ対策工事が期限までに完了しないため、営業運転を前提とせず、原発の安全性を確認するために再稼働の準備を目指す異例の対応となる。
3基をめぐっては、福井県の杉本達治知事が4月、再稼働への同意を表明。再稼働に必要な地元手続きが完了した。
再稼働には通常、1カ月程度の準備が必要で、営業運転に移行するには、さらに1カ月ほどかかる。高浜1号機を再稼働できるかは不透明で、運転を再開したとしても、テロ対策施設が設置期限の6月9日までに完成せず、短期間で停止しなければならない。
【時事通信社】 〔写真説明〕関西電力高浜原発1号機(右)、同2号機=3月31日、福井県高浜町
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