• 2021/06/03 掲載

IMF、21年伊成長率を4.3%に上方修正 財政赤字GDP比11.8%

ロイター

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[ミラノ 3日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は3日、2021年と2022年のイタリアの国内総生産(GDP)予測を小幅に上方修正した。財政赤字が前回予測よりも拡大するとの見通しも示した。

GDPの予測は、2021年が4.3%増、2022年が4%増。4月時点の予測は、それぞれ4.2%増、3.6%増だった。

政府予測はそれぞれ4.5%増、4.8%増。

IMFは声明で「大きな不確実性は残るものの、新型コロナウイルスワクチン接種の進展に支えられ、2021年には力強い回復が見込まれる」と指摘。その上で「回復が定着するまで、継続的な政策支援が必要だ」との見方を示した。

イタリア国家統計局(ISTAT)が1日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比0.1%増加し、速報値の0.4%減からプラスに修正された。投資と在庫が増加した。

GDPが大幅に上方改定されたことで、政府の通年の成長率予想4.5%が達成できる可能性が高まった。新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)を受けて、イタリアのGDPは昨年は8.9%減と、第二次世界大戦以来の大幅なマイナスを記録した。

2021年の財政赤字の予測はGDP比11.8%。4月時点の予測は8.8%だった。1990年代初め以来の2桁の赤字見通しとしている政府予測と一致した。

2022年の財政赤字の予測はGDP比6%。新型コロナウイルス対策で政府支出が拡大するとして、前回予測の5.5%から引き上げた。政府予測は5.9%。

2021年の公的債務はGDP比で159.9%と、戦後最高水準になる見通し。政府予想の159.8%とほぼ一致した。

2022年はGDP比157.9%とし、政府予測の156.3%を上回るとの見通しを示した。イタリアの債務水準は、ユーロ圏ではギリシャに次いで高い。

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