米投資会社ＣＤ＆Ｒ、英モリソンズ対抗買収案提示20日が期限に

［ロンドン　９日　ロイター］ - 英スーパー４位のモリソンズの買収を目指す米プライベート・エクイティ（ＰＥ）会社クレイトン・ドゥビリエ＆ライス（ＣＤ＆Ｒ）は９日、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループの連合による６７億ポンド（９３億ドル）のオファーに対抗する案を提示する時間的猶予を確保した。

英企業買収規制機関のテイクオーバーパネルは９日、ＣＤ＆Ｒがモリソンズに新たな買収案を提示するか、もしくは買収を断念するか明確にする期限を２０日に設定し、当初期限の９日から延期した。

モリソンズは６日、フォートレス連合による１株当たり２７２ペンスの買収案に同意し、ＣＤ＆Ｒの対抗案提示期限を延期するようテイクオーバーパネルに求めていた。

アナリストの間では、モリソンズと提携している米アマゾン・ドット・コムが買収合戦に加わるとの見方も出ている。