米7月輸入物価、0.3％上昇へ鈍化　昨年11月以来の小幅な伸び

［ワシントン　１３日　ロイター］ - 米労働省が１３日発表した７月の輸入物価は前月比０．３％上昇と、上昇率は市場予想の０．６％を下回り、昨年１１月以来の小幅な伸びとなった。米経済に影響していた供給網の混乱が和らぎ始め、物価上昇圧力がピークに達した可能性がある。

６月の輸入物価は１．１％上昇していた。

輸入物価は９カ月連続で伸びている。７月の前年同月比は１０．２％上昇。６月は１１．３％上昇していた。

７月は燃料が前月比２．９％上昇。６月は５．５％上がっていた。石油価格は２．１％上昇し、食品は０．３％上がった。燃料と食品を除くコア輸入物価は０．１％低下した。６月は０．６％上昇していた。

輸出物価は前月比１．３％上昇。６月は１．２％上がっていた。農産物が１．７％下落した一方、非農産物が１．６％上昇した。輸出物価の前年同月比は１７．２％上昇。６月は１６．９％上昇していた。