- 2021/08/24 掲載
福島原発処理水、沖合1キロで放出=海底トンネル設置―東電・政府
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出をめぐり、東京電力ホールディングスと政府が、海底にトンネルを設置した上で1キロ程度沖合に流す方針を固めたことが24日、関係者への取材で分かった。原発近くの沿岸から直接放出するよりも風評被害を抑えられると判断した。
海底トンネルは岩盤の中を通す工事が必要なため、東電は9月以降に海底の地質を確認するボーリング調査などを行う見通し。同月中にも工事計画を原子力規制委員会に申請し、放出を始める2023年春ごろまでの完成を目指す。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京電力福島第1原発=4月13日、福島県
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