シャドーバンキングへの規制強化必要＝シュナーベルＥＣＢ理事

［フランクフルト　２４日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のシュナーベル専務理事は２４日、銀行以外の金融機関であるノンバンク（シャドーバンキング）について、リスクプロファイルの増加に伴いストレス時に中央銀行の政策が損なわれる恐れがあるため、規制を強化する必要があるという考えを示した。

会議で「金融の安定性を維持しながら金融政策の伝達を守るために、信用の仲介が銀行部門以外で一層行われているという事実を現在の規制環境によりよく反映させる必要がある」と述べた。

さらに「ノンバンクは、バランスシート上で相当なデュレーションリスクや流動性リスク、信用リスクを負っている」と指摘。「これは金融ストレスの時期に政策の伝達を損なう恐れのある新たなリスクになり得る」とした。