ダイムラーのメルセデス部門、第3四半期は販売大幅減に＝ＣＥＯ

［ベルリン　２日　ロイター］ - ドイツ自動車大手ダイムラーのオーラ・ケレニウス最高経営責任者（ＣＥＯ）は２日、世界的な半導体不足を受けメルセデス部門の第３・四半期の販売台数が大幅に減少すると述べた。

独自動車業界誌アウトモビルウォッヘとのインタビューで「マレーシアなどでの半導体供給業者の工場閉鎖により、課題は一段と大きくなっており、第３・四半期の販売はおそらく第２・四半期を大幅に下回るだろう」と指摘。一方で、ダイムラーは新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）前よりもサプライチェーン（供給網）の混乱に対する備えが改善しているとした。

また、マレーシアでのロックダウン（都市封鎖）に伴う供給上の制約を予見することはできないとし、半導体不足の解消時期については明言を避けた。

ダイムラーは１０月２９日に第３・四半期決算を発表する予定。