- 2026/07/24 13:00 掲載
米テスラ 2026年4~6月期決算増収減益、AIロボティクスなどの投資が重荷
EVの納車台数が第2四半期としては過去最高
しかし、収益面では大幅な圧迫が見られた。純利益は前年同期比5%減の11億1400万ドル、営業利益は前年同期比57%減の3億9800万ドルに減少した。営業利益率も前年同期から急低下した。増収減益の主な要因は、次世代技術やインフラに対する研究開発費および設備投資の急速な増大である。当四半期の設備投資額は過去最高の58億ドル規模に達し、フリーキャッシュフローはマイナス11億ドルに転じた。
具体的には、自動運転やロボティクスに必要なAI推論・学習用計算資源の拡充、テキサス州オースティンにおける独自の半導体製造工場の建設、次世代配車サービス「Cybercab」および「Robotaxi」の展開に向けた技術開発に多額の資金が投入された。また、フリーモント工場における既存高級車種「Model S」および「Model X」の生産ラインを解体し、人型ロボット「Optimus」専用の第1世代生産ラインへと転用・構築する取り組みも進行している。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は決算説明会において、同社が第2次世界大戦以来となる急速な産業規模の拡大局面にあり、過去最大の投資フェーズに位置していると説明した。一連の巨額な設備投資について、将来的に驚異的な収益をもたらすと述べ、今後もAIおよびロボティクス分野への投資を積極的に継続する方針を示した。自動車製造業からAI・ロボティクス企業への構造転換を図る中で、先行投資による短期的な利益縮小と将来成長に向けた基盤構築が明確に表れた決算となった。
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