- 2021/09/03 掲載
米航空当局、ヴァージン宇宙船降下時の異常を調査 飛行を当面禁止
FAAは1日、ヴァージンが7月11日に実施したスペースシップ2の試験飛行について、降下時にコースをそれた問題を調査していると認めた。試験飛行にはヴァージンの創業者リチャード・ブランソン氏が搭乗した。
FAAは2日の声明で、スペースシップ2がニューメキシコ州にある宇宙港に帰還する際、「航空管制の許可したコースからそれた」と指摘した。
FAAの声明を受け、ヴァージン・ギャラクティックは「問題の原因に対処しており、将来の宇宙飛行ミッションで同じ問題をどのように防げるかについて結論をまとめている」とコメントした。
ただ、7月のミッションで宇宙船がコースをそれたのは「コントロールされた意図的な飛行経路で、これにより成功裏に宇宙に到達し、安全に同社の宇宙港に着陸した」と説明した。搭乗員が危険な状況に陥ることは全くなかったとした。
また、「この問題の徹底調査と時宜を得た解決を支えるためにFAAと緊密に連携している」と表明した。
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