- 2021/09/07 掲載
ギニア産ボーキサイト価格急騰、国軍による大統領拘束受け供給懸念
ギニアはアルミニウムの原料となるボーキサイトの世界第2位の生産国。中国に対しては最大の供給国となる。
中国向けのギニア産ボーキサイト価格は1トン当たり50.50ドルと、前週3日から1%上昇し、2020年3月16日以来の高値を付けた。年初からは約16%上昇している。
コンデ大統領の拘束を受け、アルミニウム価格も数年ぶりの水準に上昇した。
ただ動乱を受けても、現時点でボーキサイト生産に影響は出ていない。ギニアのボーキサイト産業を専門とするボブ・アダムズ氏は「クーデターで輸出が短期的に大きな影響を受ける公算は小さい」とし、「今後いかなる政権が樹立されても、国の収入が阻害されないようにするだろう」と述べた。
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