- 2021/09/14 掲載
IT大手の銀行向けクラウド、耐性審査が必要となる可能性=英中銀
英中銀や欧米の規制当局は、銀行が重要性の高い業務で一握りのIT大手が提供するクラウドコンピューティングに依存している現状や、そのうちの1社でもシステム障害が起きた場合に金融安定に与え得る影響について懸念している。
英中銀のプルーデンス政策担当理事のビクトリア・サポルタ氏は国際金融協会(IIF)主催のイベントで、銀行向けクラウドサービスは「英国内および国際的に重要なトピックだ」と説明し、国際的なアプローチが最も好ましいと述べた。
「重要性の高い外部サービスプロバイダーがもたらすリスクを管理する最も効果的なアプローチは、プロバイダーを直接対象とする最低限の耐性基準と耐性審査の組み合わせになるとわれわれは現在考えている」と語った。
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