- 2021/09/14 掲載
対SBI、買収防衛策を検討=TOB期限の延長狙う―新生銀
新生銀行が、インターネット金融大手SBIホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)に対し、買収防衛策の導入を検討していることが14日、分かった。SBI以外の既存株主に新株予約権を無償で発行し、SBIの持ち株比率を引き下げる方策を視野に入れる。まずは防衛策を臨時株主総会に諮るまで、TOB期限の延長を狙う考えとみられる。
株主総会の決議で発動する仕組みとし、週内にも取締役会で導入を決める見通し。新生銀は、SBIによるTOBについて「事前の連絡を受けていない」と説明しており、買収提案を吟味するためにも10月25日のTOB期限を引き延ばしたい意向とみられる。SBIに対し、企業価値の向上策などを問う質問状も送付する方針だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕新生銀行のロゴマーク
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